HACCPとは、英語のHazard Analysis Critical Control Pointのそれぞれの頭文字をとった略称で、『危害分析重要管理点』と訳されています。
 作業工程中に予測される危害を分析し、その危害を制御することのできる工程で重点的な管理を行うことにより、危害の発生を未然に防止しようとするシステムです。

 もともと、安全な食品を作るための衛生管理の方法ですが、その考え方はおいしさ、見かけ、色合いなどを良くするためにも応用できます。
あらかじめHACCPプランといわれるマニュアルを作成し、日常の衛生管理を機械的に行うことにより病原菌の汚染や増殖を防止して、食中毒などの食品による事故を防止します。
 HACCPプランは、経験や勘でなく科学的に裏づけられた情報やデータにより作成します。

メリット
HACCPは、現在考えられる最も合理的な衛生管理法であることが国際的にも認められています。

@

つくられる食品の安全性が向上するため、他社との競争力が強化されます。
製造加工中および最終製品の廃棄といった食品のムダが減少します。

A

製造加工中および最終製品の廃棄といった食品のムダが減少します。

B

HACCPの導入には全従業員の協力が必要であるため、組織全体の意識が一本化されます。

C

科学的に裏づけられたデータに基づくため、従来の経験や勘による衛生管理よりも安定した安全な製品の製造が可能となります。

D

衛生管理の状態が記録に残っているため、製品の安全性が保証され、PL(製造物責任)法にも容易に対応できます。

E

HACCPは継続させなければ意味がありません。継続させる事によって食品の安全性が持続し、いっそう向上します。


もどる